【お笑い芸人、マユリカ】YouTube実現に向けて鶴の一声を求む
幼馴染の空気感のままYouTubeを実現に向けて、鶴の一声を求む
2022年のM-1グランプリで初の決勝進出を果たしたマユリカ。ここ数年、人気も実力も右肩上がりのコンビゆえ、さぞ高い志を掲げてきたかと思いきや、目標らしい目標は立てたことがないという。 「いただく仕事をこなす毎日で、賞レースは、芸人である以上ほぼ強制参加。どうせなら上を目指そう、というくらいの感じです」(阪本) 「劇場でのライヴを自分らで企画したこともなくて、呼んでもらうばっかりですね(笑)」(中谷) あくまで流れに身を任せる二人が唯一(?)、主体的にのびのび取り組んでいるのが、ラジオ関西Podcastの冠番組『マユリカのうなげろりん!!』。3歳からの幼馴染である二人が繰り広げるユルい雑談に、ファンも厚い支持を寄せる。 「収録前に二人でトークの入り口だけを決めて、あとは話の運ぶままに任せています。何も考えず、遊び半分のような空気感でできているので、僕らとしても心地よくて。だから、このPodcastみたいに、誰に気を遣うでもなく楽しみながらできる番組を映像でもできたらなとぼんやり思っています。YouTubeをやれば話は早いんですが」(阪本) ただそこは受け身な二人。「お互いやろうと言いつつ、全く本腰が入らない」とのこと。ゆえに今心待ちにするのは、誰かの“鶴の一声”だ。 「Podcastも、もとはラジオ関西のプロデューサーさんが『やりましょう』と声をかけてくれて始まったもの。YouTubeも誰かの発案を待っていますね。この日この時間に、ここにきてねと決めてさえくれれば、乗る覚悟はできています」(中谷) 「……情けないウィッシュですよね」(阪本) ●マユリカ 阪本・中谷 >> 2011年結成。ボケとネタ作り担当の阪本(左)とツッコミの中谷(右)からなる。それぞれのもう一つの野望は、ヘリをチャーターして東京の夜景を独り占めすること(中谷)、ボタンを押したら弾ける服を中谷さんに着せること(阪本)。 Photo_Takao Iwasawa Text_Emi Fukushima
GINZA