ソフトバンク木村光「1軍でずっと試合に出続ける」 昨夏に支配下登録もけがでリハビリ 今秋1軍初昇格で手応え
◆ソフトバンク秋季キャンプ(15日、宮崎) ソフトバンクの木村光投手(24)が、来季の目標に「1軍完走」を掲げた。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 仏教大から育成ドラフト3位で昨年入団。1年目の昨夏に育成選手で唯一支配下入りした。だが、8月に胸椎分離症になり、3カ月間のリハビリ調整。今春のキャンプはA組(1軍)スタートだったが、思うような結果が出ずに降格。さらに今春、右脚を疲労骨折した。 支配下となっても、相次ぐけがでマウンドに上がれない日々。「長かった」と吐き出す。それでも前を向き続けたのは「(今季は)支配下として1軍で野球ができる立場にいる。絶対に1軍で投げる」という思いがあった。 8月中旬にウエスタン・リーグに復帰。9月3日には1軍に初昇格した。5試合を投げて防御率1・50。「1年間、試合に出場した期間が短かったのは反省。だけど、最後は1軍で日本シリーズまで残れたことはよかった」と振り返った。 フォームの改善と体力強化が、キャンプとオフのテーマだ。「もっとレベルアップして、1軍でずっと試合に出続ける選手になる」と意気込む。 来季は先発か中継ぎかは未定ながら、どちらでも覚悟はできている。「先発ならローテに入る。中継ぎなら50試合登板して(防御率)1点台が目標。それを成し遂げられるぐらいのレベルまで冬に持っていく」。大舞台を経験した右腕は、貪欲だ。(浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社