【リーグワン】2季連続準優勝のワイルドナイツが好発進、5トライ奪いサンゴリアスに開幕戦快勝。
■NTTリーグワンD1第1節・12月21日@味の素スタジアム(東京) 【埼玉WK 33-12 東京SG】 昨季3位の東京サントリーサンゴリアスが開幕節のホストゲームに昨季準優勝の埼玉パナソニックワイルドナイツを迎えた。 序盤は東京SGが攻め込むも埼玉WKのディフェンスが耐える。ペナルティから前進した埼玉WKのFB山沢拓也がゴールライン前まで迫る。一連のプレーで東京SGのFL下川甲嗣のオブストラクションが確認されシンビンに。このPGをSO山沢京平が沈めて前半12分に埼玉WKが3点を先制した。 数的有利の埼玉WKはテリトリーで優位に立ち、22分にNO8ジャック・コーネルセンのラインブレイクからパスを受けたWTB長田智希が左サイドにトライ、5点を追加した。 埼玉WKは38分にも左大外で飛ばしパスを受けたWTB長田智希が2本目のトライをマークし、前半を13-0のリードで終えた。 後半最初のスコアは東京SGに。4分、ラインアウトモールからの展開でCTBイザヤ・プニヴァイが左中間にチーム初トライをマーク。SO高本幹也のコンバージョンも決まり7点を返した。 埼玉WKは8、13分に右サイドを突く連続トライをマークし、12点を追加しリードを広げる。(25-7) 24分に東京SGはラインアウトから前進しLOハリー・ホッキングスが相手に体を当てながらゴールラインを割り5点を返したが、埼玉WKは30分の右大外への途中出場のWTBヴィンス・アソのトライと後半ラストプレーのPGを通して8点を加えた。 要所で優位に立った埼玉WKが、最終スコア33-12で開幕戦での快勝を収めた。5トライを決めた一方、東京SGを2トライに抑えたため、3トライ差の1点を加えた勝点5を獲得した。 埼玉WKの坂手淳史キャプテンは、「自分たちが自信を持つディフェンスで前に出続けることができた、タックルに入り続けタフにできたことが今日の良かった部分です」と勝因を語った。 プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたWTB長田智希は「個人としてはハイボール処理やタックルなどミスが多かった」と、第一声で謙虚に反省を述べた。「トライへのこだわりはないですが、自分がトライを取れるということは内側のアタックが機能しているという証拠なので、チームとしては良かったです」と組織としての手応えを示した。