川崎Fが鬼木監督最後の試合で快勝 ゴールの家長と小林が指揮官と熱い抱擁
◇明治安田J1リーグ最終節 川崎F3―1福岡(2024年12月8日 UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu) 川崎Fが今季限りで退任する鬼木達監督(50)を白星で送り出した。 就任8年目で最後の采配となったホームの福岡戦で開始8分にMF家長昭博(38)が先制弾。18年のJ1連覇に貢献してMVPを獲得したアタッカーは左足でこぼれ球を蹴り込むと、自陣のピッチ脇まで両手を広げて走って鬼木監督と抱擁を交わした。同27分には17年のJ1初制覇を支え、MVPに輝いたFW小林悠(37)が追加点。右足でこぼれ球を決め、やはり恩師のもとに駆けつけて抱き合った。 川崎Fは後半3分にもFWマルシーニョ(29)が追加点。リーグ戦20得点に王手をかけていたFW山田新(24)は後半30分にクロスバー直撃シュートを放つなどゴールに迫りながら不発に終わったが、3―1で快勝した。 J1優勝4回など攻撃サッカーで主要7冠を達成した名将。最終戦に向けて「選手には“最後の最後まで攻撃スタイルを貫いてやろう”と話している。見る人の感情を揺さぶるのは攻撃」と訴えていた通りの内容で、フロンターレで最後の戦いを終えた。