【東京女子】王者山下実優&伊藤麻希組がタッグ初防衛 山下は直後にDDTのベルトも戴冠!
<東京女子プロレス:シアトル大会>◇9日(日本時間10日)◇米シアトル・ヒストリックワシントンホール 山下実優、伊藤麻希組がバートビクセン、ニコル・マシューズの挑戦を退け、初防衛に成功した。海外遠征を定期的に行っている2人は、シアトルでも大人気。まるでホームかのような声援にも後押しされ、力強く、息の合った戦いでベルトを守り抜いた。 「もし負けていたら本当のトラウマになっていた」という不安があった伊藤だが、いつものように笑顔で元気いっぱいに登場。途中うそ泣きを見せて油断させるなど序盤の流れをつかんだ。山下が伊藤を抱えて「合体こけし」を決めるなど連係もバッチリ。中盤は場外のステージで激しくぶつかり合うなど、一進一退の攻防が続いた。最後はお互いに頭突きをし合って気合を入れ、山下のSkull Kickにつなげて勝利した。 9月に鈴芽、遠藤組を破って2度目の戴冠を果たした。東京女子を長く支えてきた2人。単にベルトを取るだけでは満足しなかった。「10回防衛しなかったら解散」という試練を与え、この日も「めっちゃ防衛して殿堂入りする」と再確認した。そして山下は何とこの試合の後に行われたDDTの大会で「UNIVERSAL選手権3WAYマッチ」に出場。20分以上の激闘の末に勝利し、女子初の王者となった。伊藤は初防衛後、山下と「シングルマッチをしたい」と語っていた。一騎打ちが実現する時が来るのか。今後の“2つ”のベルトの行方が気になる。