FC東京がOG&荒木PK弾で3か月ぶり連勝! スコルジャ監督ホーム帰還の浦和は5戦ぶり黒星
[9.21 J1第31節 浦和 0-2 FC東京 埼スタ] J1リーグは21日に第31節を行った。浦和レッズとFC東京の対戦は、FC東京が2-0で勝利した。 【写真】「めっちゃカメラに抜かれてた」「それにしてもかわいい」“勝利の女神”が再び降臨 浦和はマチェイ・スコルジャ監督の復帰戦となった前節・ガンバ大阪戦で1-0の勝利。今節は指揮官にとってホーム・埼スタでの復帰戦で連勝を目指す。一方、FC東京はリーグ戦7試合ぶりの勝利。新しくなった国立競技場での無敗記録を9試合(8勝1分)と伸ばした。 前半9分、思わぬ形で均衡を破ったのはFC東京。左サイドからMF俵積田晃太がカットインして右足キックでクロスを上げる。敵陣内でDF井上黎生人のクリアしそこなったボールは回転がかかりながら浦和ゴールに吸い込まれ、FC東京がオウンゴールで先制点を奪った。 FC東京は前半17分に追加点。MF荒木遼太郎が右CKを蹴り、ニアサイドでDF森重真人が頭で逸らしたボールが、DF石原広教の手に当たってハンドの判定。PKを獲得すると、荒木がキッカーを務めて冷静に決め切る。5月15日の第14節・名古屋グランパス戦以来となる今季7ゴール目で2-0とした。 2点を追いかける浦和にさらなるアクシデントが襲う。前半27分にFWブライアン・リンセンがもも裏を痛めて負傷による途中交代。FWチアゴ・サンタナが急きょ投入された。 0-2のまま前半を折り返した浦和は、ハーフタイムで石原に代えてMF松尾佑介を出場させた。松尾は4-2-3-1の布陣で左サイドハーフに配置。先発で左SHにいたMF関根貴大は右SBに移動した。 攻勢を強める浦和に対し、FC東京は守備陣が奮闘。CB本職ながら左SBでプレーするDF岡哲平はMF大久保智明のシュートをブロックし、雄叫びをあげていた。 刻々と時間が過ぎる浦和は後半16分に2枚替え。大久保とMFサミュエル・グスタフソンを下げ、MF長沼洋一とMF原口元気が入った。同21分にはFC東京もDF長友佑都とMF遠藤渓太を入れ、守備を固めた。原口と遠藤はウニオン・ベルリン以来の再会。ピッチ上で激しく競り合う場面も見せていた。 浦和は無得点のままタイムアップを迎え、0-2で5試合ぶりの黒星。FC東京は3か月ぶりの連勝を果たした。