「夫の両親」と同居していましたが、夫が死亡したため“1人暮らし”を考えています。名字も元に戻してしまうと、「遺族年金」は受給できなくなりますか? 通常の離婚とはどう違うのでしょうか?
まとめ
夫と死別した場合、死後離婚や復氏、元夫の親との別居など、元妻の生活は大きく変わることがありますが、いずれも遺族年金の受給権に影響を与えることはありません。 法務省公表の戸籍統計によると、2014年度には約2200件だった姻族関係終了届(死後離婚)の届出数は、2023年度には3159件と大きく増加しています。その背景には、義父母との不仲や家制度についての世代間ギャップがあるのではといわれています。 配偶者との死別というつらい経験の後、新しい生活を始めるひとつの契機として、こうした制度の利用を検討してみましょう。 出典 日本年金機構 遺族厚生年金(受給要件・対象者・年金額) 法務省 戸籍統計2023年度 執筆者:橋本典子 特定社会保険労務士・FP1級技能士
ファイナンシャルフィールド編集部