１０月２７日投開票の衆議院議員選挙、ＴＫＵでは電話世論調査を行い、選挙戦前半の県内の情勢を探りました。 ＴＫＵでは県内の有権者の方を対象に電話世論調査を行いました。 （１０月１５日～４日間　サンプル約１２００） まずは今回の選挙で「何を重視しますか」という問いに対しては、「政党」と答えた人が４０．４％、「候補者」が２６．７％、「党首」が５．６７％となっています。 続いて『支持政党』。「自民党」が３７．６１％、「立憲民主党」が１１．６９％、「公明党」が８．９％那なとなっています。しかし、『支持政党なし』と答えた人が３０％と、自民党の次に多い割合です。 次に小選挙区ごとの情勢、まずは熊本１区です。 木原さんが自民党支持者の９割以上を固め、公明党支持者の７割の支持を受けています。 出口さんは立憲民主党支持者の９割以上の支持を得ています。 重松さんは参政党支持者の９割以上の支持を得ています。 現在の情勢は木原さんがリード、出口さんが追い、重松さんは支持拡大を図っています。 続いて、熊本２区。 西野さんが自民党支持者の８割近く、公明党支持者も約５割を固めています。 奥田さんは共産党支持者の約７割を固めています。 近田さんは野党支持者を中心に支持拡大を図っています。 ２区は、西野さんが大きく先行し、奥田さんが追いかけ、近田さんは支持拡大を図っている格好です。 そして、熊本３区。 坂本さんが自民党支持者の約８割、公明支持者の約７割を固めています。 橋村さんは社民党や立憲民主党支持者の支持を受けています。 植田さんは参政党支持者を中心に支持を広げています。 ３区の現在の情勢は、坂本さんが大幅にリード、橋村さんが追い、植田さんは支持拡大を図っている状況です。 そして、熊本４区。 金子さんは自民党支持者の約７割、公明党支持者の約８割を固めています。 また、笹本さんは立憲民主党支持者の約６割を固めています。 矢上さんは日本維新の会の支持者に加え、野党支持者の一部の支持を集めています。 ４区は、大きく先行する金子さんを笹本さんと矢上さんが追う形です。 しかし、いずれの選挙区でもまだ投票先を決めていない有権者の割合が多く、これらの人たちの動向が結果を左右しそうです。 続いては、県民に聞いた今回の衆院選で重要と思う争点です。 ＴＫＵの世論調査で県民が重要と思う争点、トップは「年金・医療・介護」で３０．２８％。 続いて「物価高・賃上げ対策」が２４．２６％。 以下、「経済対策・景気対策」が１３．７９％。 「政治とカネ」が９．０８％。「子ども・子育て支援」が５．１５％、「外交・安全保障」が４．３６％などとなっています。 これをみると、熊本県内では「政治とカネ」よりも「年金・医療・介護」、「物価高・賃上げ対策」などが高い割合となっています。