林官房長官、現行の健康保険証の廃止時期について見直す可能性に言及
林官房長官は、自民党総裁選に向けて、自身が掲げる政策のひとつとして、マイナ保険証への切り替えに伴う現行の健康保険証の廃止時期について、見直す可能性について言及しました。 林官房長官 「マイナンバー保険証については、まだまだ国民の皆様、いろんな ご不安がある。不安を耳にする。そうしたことを踏まえて安心、こう掲げているので、不安解消のため見直しを含めて適切に対応したい」 政府は、現行の紙の健康保険証をことしの12月に原則廃止し、マイナ保険証に切り替えることを閣議決定しています。 林長官は、廃止時期の見直しについて問われたのに対し、「不安の声をたくさん聞いている」とした上で、「必要な見直しをする」と述べ、廃止時期の延期の可能性に言及しました。また、経過措置として現行の紙の保険証を、有効期限内であれば最長1年は使用できることが決まっていますが、経過措置の期間についても必要な検討を行う考えを示しました。 これは自民党総裁選に立候補する上での政策として発言したものですが、政府が閣議決定した方針の見直しの可能性に言及したもので、今後、議論を呼びそうです。