【福岡ボート(サマータイム)一般】海野康志郎 優勝戦1号艇14連勝へ
<18日・福岡ボート・5日目> 何とか逃げ切った。準優11Rで1号艇の海野康志郎(36)=山口=は、インから0.08のSを踏み込んで押し切り勝ち。ただ、2コースの桑原悠にはさらに早いSを踏み込まれた上に伸びられていたとあって、「ギリギリだった」と薄氷を踏む思いでの勝利だった。 超波浪水面となった3日目に道中の接触でプロペラが破損。新ペラ交換となり機力は決して良くない。「伸びは君島さんや渡邊さんとは違い過ぎる」と機力は明らかに見劣るのは否めない。 ただ、勝利の女神は海野を見捨てていない。シリーズリーダーの妹尾が破れたことで、優勝戦は13連勝中の絶好枠が巡ってきたからだ。「出足や回り足はまずまずで押す感じはある。1号艇なら勝つチャンスはある」。インなら持ち前の旋回力とS力で補うのみ。「荒れ水面は得意なんで、福岡なら他の人よりアドバンテージがある」。誰もが苦手なうねりも味方に、連勝記録をさらに伸ばす。(森 大輔)