センバツ高校野球 栃木、2校出場 作新学院/石橋 選手紹介/14 /栃木
◇左右に鋭い打球放つ 作新学院 宮本隼希内野手(2年) 昨秋の県大会、関東大会では6試合に出場し、25打数11安打と結果を残した。「左右に鋭い打球を打てる」と打撃には自信がある。 小柄なため「体で負けないように」とスクワットやチューブを使った筋力トレーニングを続け、高校入学時から体重は約10キロ増えた。目指すのは、今季NPBのオリックスから米大リーグ・レッドソックスに移籍した吉田正尚外野手。「吉田選手も170センチちょっとでプロとしては小柄。自分も頑張らなくては」と活躍に力をもらう。 小学生の頃は空手を習っており、「パンチなどの形は、バットを一瞬で振り抜く感覚に通じる。瞬発力も鍛えられた」と振り返る。大田原市立湯津上中出身。164センチ、66キロ。【井上知大】 ◇食事増やし体重増加 石橋 阿部航汰内野手(1年) 昨秋の県大会は初戦に出場し、「セーフティーバントや四球で毎回出塁できたので爪痕を残せた」と話す。 小学生の時から投手で、現在は遊撃手を兼ね練習を重ねている。「制球力とテンポ良く投げられるところが自分の持ち味」。ただ「チームで一番体重が軽く、もっとパワーをつけないと」と課題も口にする。 この冬はたくさん食べることを意識した。昨年9月は一日に白米1600グラムを食べるのが限界だったが、徐々に朝ご飯や補食の量を増やし、一日1900グラムを食べられるようになり、体重も2~3キロ増加した。 「甲子園でも元気に明るく、自分の力をしっかり出したい」。小山市立小山第二中出身。167センチ、56キロ。【鴨田玲奈】=つづく