【初テスト】実用的なEレンジと優れたシステム性能を兼ね備えた新型「ポルシェ カイエンSとターボ Eハイブリッド」の2台をテスト!
ポルシェ カイエン ターボEハイブリッド クーペ。739馬力のSUVでトラックテスト。
両方の長所を併せ持つ?ポルシェはカイエンSとターボのEハイブリッドで、実用的なEレンジと優れたシステム性能という多くの利点を兼ね備えた2つのプラグインを提案する。我々はそのクーペバージョンの両車に試乗してみた。 新型「ポルシェ カイエンSとターボ Eハイブリッド」の2台をテスト!
ポルシェに休息はない。最近リフレッシュされた「カイエン」のモデルはさらに拡大され、現在では3種類のプラグインハイブリッドが存在する。我々はすでに、プラグインとバッテリーパックを備えたベーシックモデルを紹介してきたが、よりパワフルな「S」に、599馬力のV8とオプションのGTパッケージを備えた新しい「ターボEハイブリッド」が加わる。
「S Eハイブリッド」は3リッターV6を搭載し、353馬力を発揮する。これにリヤの改良型電動モーターから176馬力が追加される。結果、ポルシェは519馬力のシステム出力と750Nmの強力なパワーを提供する。「S Eハイブリッド」には直接の先代モデルがないため、以前との比較はできない。しかし、電気駆動は他のハイブリッド車と同じで、フェイスリフト前のバージョンより41馬力、50Nm向上している。
GTパッケージを装着したターボ Eハイブリッドは0-100km/h加速をわずか
3.7秒で駆け抜ける これは「ターボ Eハイブリッド」でも同様で、スペインのカステロリにあるクラブスポーツサーキットでのみ限界走行が許された。トップモデルのシステム出力は739馬力、トルクは950Nm。0-100km/h加速はわずか3.7秒で、「GTパッケージ」を装着すると最高速度は305km/hに達する。
バッテリーパックのサイズが8kWh増加して25.9kWhが利用可能で、「S」では最大90km、「ターボ」では最大82kmの純粋な電動走行が可能となる。 データシートには、車重が2,440kgと記載されており、ICE版は30kg軽い。プラグインハイブリッドは、バッテリーパックと内燃機関を併せ持つため、かなりの巨体となっている。
この「カイエンS」の重量は2,595kg、ドライバーを含めると2,670kgという実に巨大なものだ。28,679ユーロ(約455万円)の「GTパッケージ」を装着すると、重量はなんと100kgも軽くなる。カーボン製ルーフだけで30kg、さらにチタン製エキゾーストシステムなど、GT部門が1kg、また1kgと削っていく。例えば、電動シート調整は備わっていない。