「再選と百条委は別物」橋下徹氏が斎藤知事の態度に見解「告発者探しは権力者の振る舞いとして失格」
兵庫県では、斎藤知事への告発文書をめぐる百条委員会が行われています。 12月25日には、斎藤知事の再選後初めてで最後となる百条委員会での証人尋問が行われました。 25日放送の関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した橋下徹さんは、「再選と百条委は別物」と述べました。
■選挙結果と百条委員会は別物
(Q.注目点は?) 【橋下徹さん】「知事が110万票ぐらい集めて再選されたということは、これはものすごい重い事実です。有権者が選んだのですから。でも百条委員会で“法違反”ないしは“法の趣旨を逸脱している”ということの判断、これは民意とは別でやらなければいけないこと」 「どうなんですかね、百条委員の委員は。斎藤さんの選挙結果を受けて何か態度、振る舞いが委縮しているとか、腰砕けになっているとか、その辺りはどうですか」 委員の皆さんも「選挙結果と百条委員はまた別物だ」と言っているので、しっかりと調査が行われていると、取材した記者は感じているということです。
■告発者まず調べたのは「権力者の態度・振る舞いとしては失格」
【橋下徹さん】「ここが重要です。ここは民意とは全く別ですから。SNSの中では『民意が斎藤さんを再選させたんだから、百条委員会意味がないじゃない』と、結構な専門家も言っているんですけど、全く違います。百条委員会は今回の選挙とは全く別に、“法違反”か、“法の趣旨違反”かをしっかり見ていく場なので」 「やっぱり僕は、告発者に対する処分が公益通報保護法違反かどうかは別として、斎藤さんが自分にまつわることが書かれた怪文書のビラを受け取ったときに、中身を調査するんじゃなくて、『作成者が誰なんだ』ということを調査しに行ったことはものすごく怖い。権力者の振る舞いとして」 「中身を見て本当に事実無根であれば、ちゃんと会見で『中身調べましたが、全然、事実無根ですよ』って言えばいいんだけど、作成者をまず調べにいったということは、僕は権力者の態度・振る舞いとしては失格だと思っています」 (関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2024年12月25日放送)
関西テレビ