伊藤洋輝 (C)Getty Images

バイエルン・ミュンヘンのヴァンサン・コンパニ監督は再負傷の可能性が報じられた日本代表DF伊藤洋輝の状態について言及している。 今夏にシュトゥットガルトからバイエルンへ完全移籍した伊藤は7月末のプレシーズンマッチで中足骨を骨折。2～3カ月の離脱を強いられることが予想されていた。9月末にランニングメニューを再開した日本代表DFは今月にはボールを使ったトレーニングを行っていたが、14日にはランニング中に太ももを痛め、理学療法士ととともにロッカールームへ直行し、その後クラブのメディカルセンターに向かったことで再負傷が懸念されていた。 ドイツ紙『ビルト』は同日にクラブに問い合わせたところ、伊藤はトレーニングを限界まで追い込み、スタッフと相談してセッションを終了させたと再負傷については否定。一方で、17日にもまだトレーニンググランドに戻っていなかった同選手だが、19日のシュトゥットガルト戦を翌日に控える記者会見でコンパニ監督はその状態について問われた際には次のように返答している。 「プレシーズン中に手術を受けたのだから普通のことだと思う。時には一歩下がって二歩進むものだろう。自分も（選手時代）よくケガをしていたのでこういうのは付き物であることはわかっている。焦ることはない。大きな問題が起きたわけでもない。公開練習でなかったら、これについて話すこともなかった」 同監督は続けて、「何日間か（リハビリを）控えらせるのは普通のこと」と強調。回復過程は「大きく変わることはないだろう」とも話し、伊藤は近々にトレーニングを再開する見通しを示唆した。