ガンバ大阪戦での川崎フロンターレ・鬼木達監督　撮影：中地拓也

　10月18日、川崎フロンターレはJ1リーグ第34節が行われ、川崎フロンターレはガンバ大阪と対戦した。この試合の前に送られた指揮官へのメッセージが話題になっている。 ■【画像】試合前に観客席に巨大メッセージ! 川崎サポーターが今季限りで退任の鬼木達監督に掲げた「横断幕＆7枚の写真を組み合わせたデザイン」■ 　16日にクラブから発表された、今季での鬼木達監督の契約満了。ここまで8年間で7つのタイトルを獲得した指揮官は人気も強く、サポーターからも慕われていた。 　そのまさかの発表から初めて試合を迎えたこの日、サポーターも殊勲の指揮官にメッセージを送った。それは、選手入場時のこと。「Gゾーン」と呼ばれる観客席の中でも応援の熱いエリアに、巨大な横断幕が掲げられた。そこには、「俺たちは最後まで鬼木フロンターレと共に!!」というメッセージが。 　さらに直後、2階席から7枚の写真も垂らされる。それぞれ鬼木達監督の笑顔が収められているが、さらに、横に見ると「川崎の宝　鬼木達　ONIKI」という文字が読めるように。「7」という数は、もちろん、鬼木達監督がこのクラブで獲得した主要タイトルの数だ。

■小林悠が得点!

　この試合は鬼木達監督のためにも勝利を欲する試合となったが、開始7分で失点。雨の中で1点を追いかける展開となる。 　負けられない川崎は、後半23分に4枚替えを実施。そしてこの采配が実を結ぶ。家長昭博のパスに抜け出した遠野大弥がクロスを上げると、これを頭で叩きつけたのが小林悠。鬼木体制で多くの喜びをもたらしたエースが同点弾を決めたのだ。 　試合は1-1で終了。勝つことはできなかったが、鬼木達監督を送るラスト10試合を無敗で始めることができた。