上白石萌音×京本大我『霊験お初』に坂東彌十郎、満島真之介、髙嶋政宏、倉科カナ、野波麻帆、味方良介、和田正人、宮野真守が出演
上白石萌音が主演を務め、京本大我が共演するテレビ朝日ドラマプレミアム 宮部みゆき原作『霊験お初~震える岩~』(テレビ朝日系 5月4日(土)午後9時~10時54分)に、坂東彌十郎、満島真之介、髙嶋政宏、倉科カナ、野波麻帆、味方良介、和田正人、宮野真守の出演が決定した。 【写真】“霊験”を宿した町娘・お初(上白石萌音)と“草食系”の与力見習い・古沢右京之介(京本大我) 本作は、宮部みゆきの傑作時代小説を初映像化。不思議な力=“霊験”を宿した町娘・お初(上白石)と“草食系”の与力見習い・古沢右京之介(京本)が“凸凹バディ”を結成し、江戸の町で起きた奇怪な連続殺人の謎に迫っていく。 物語の舞台は、江戸時代後期の享和2(1802)年、第11代将軍徳川家斉の治世。日本橋通町の一膳飯屋の看板娘・お初は、ある出来事をきっかけに普通の人間には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる不思議な力=霊験に目覚める。 その霊験を見込んだ南町奉行・根岸肥前守鎮衛の頼みで、お初は与力見習いの古沢右京之介とともに一度死んだ男がよみがえったという奇怪な“死人憑き”事件を調べることに。 やがて“死人憑き”の犯行と思われる、連続殺人事件が発生。そして、さらなる謎がお初たちの前に…。なんと約100年前、「忠臣蔵」の物語の発端を作った赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した庭に置かれた岩が、夜ごと鳴動しているというのだ。これらの謎は絡まり合い、次第に大きなうねりとなって「忠臣蔵」の奥底に秘められていた悲しくも切ない夫婦の物語へとつながっていく。 このたび、新たに8人の共演陣が解禁。坂東彌十郎が演じるのは、南町奉行・根岸肥前守鎮衛。世間でささやかれる不可思議な奇談を収集し「耳袋(みみぶくろ)」と名づけた書物にまとめたことで歴史に名を残した、実在の人物だ。その素材集めに当たって、肥前守は霊験を持つお初に協力を依頼。サポート役として右京之介を引き合わせるが、なにやら2人の相性の良さを感じているようで…。 満島真之介が演じるのは、お初の兄で岡っ引きの六蔵。血のつながりはないものの、妹を大切に思う愛情深き六蔵は、お初と右京之介の捜査を力強く支えていく。 髙嶋政宏が演じるのは、右京之介の父で“赤鬼”と呼ばれるほどこわもてな吟味方与力・古沢武左衛門重正。息子との間には大きく深い溝が横たわっており、やがてその溝が思わぬ事態を引き起こすことに。 倉科カナが演じるのは、この世に怨霊として現れた浪人・内藤安之介の妻・りえ。100年前の真相を知る重要な役どころとなる。また、くしくも同じ名前の子孫である大野屋の内儀・りえも2役で演じる。 そして、野波麻帆がお初の義理の姉で、一緒に一膳飯屋を切り盛りするおよし、味方良介が死霊としてよみがえった100年前の元御家人・内藤安之介、和田正人が100年前の謎の赤穂浪士・吉田沢衛門兼貞を演じる。 さらに、宮野真守が算額の研究者として放浪の旅に出た右京之介の叔父・小野重明役で登場。おいである右京之介に新たな視点を授ける。 なお、本作のロゴは、大河ドラマ『麒麟がくる』(2020年/NHK)の題字を手がけた書家・中塚翠涛が担当。怨霊がもたらす悲しみの連鎖を断ち切るべく立ち上がるお初を、力強い筆遣いで表現している。