認知症当事者との共生社会に必要なことは?「調査結果から見えてきた公的支援の重要性」<調査レポート>
「認知症の日」の正解率は57.2%<認知症クイズ>
最後に、認知症に関する知識や理解度を確かめる「認知症クイズ」を実施。全て「〇」が正解となる設問だったが、正解率は8割以上と比較的高めの結果となった。 ただ、2問目の「認知症の日」(9月21日)については57.2%しか正解しておらず、まだ周知が必要な状態と言えるだろう。また、9割の人が正解した5問目の認知症の「行動・心理症状」(BPSD※)は、認知症の人の在宅生活の継続を困難にする大きな要因となるが、環境を整えたり、関わり方の工夫をしたりすることなどにより、症状を軽減できることがある。 クイズの通り、認知症は正しい知識や理解が必要で、適切な対処によって予防や治療、症状軽減の可能性があるもの。認知症は、きちんと知って、向き合っていくことが大切だ。不安や疑問に思うことがあれば、一人で抱え込まず、まずは自身が相談しやすいと感じる相手や機関に打ち明けてみてはいかがだろうか。 【データ】 アーラリンク 【調査概要】 調査方法:全国の「誰でもスマホ」利用者へWEBアンケートフォームを送付調査対象:全国の「誰でもスマホ」利用者(有効回答数:587人)調査実施日:2024年9月18日(水)~9月20日(金) ※アーラリンクの発表したプレスリリース(2024年9月30日)を元に記事を作成。 図表/株式会社アーラリンク提供 構成・文/秋山莉菜