大仁田厚、大阪・大浜相撲場で史上初の電流爆破マッチ敢行「人生いろいろあるけど頑張ろう!ファイヤー!」
◆FMWE「なくそうイジメ!FMWE地方応援プロレスin堺・堺超革命!電流爆破プロレス」大会(24日、大阪・堺市 大浜相撲場) 今年、レスラーデビュー50周年を迎えた「邪道」大仁田厚(67)が今年最後となる大阪での電流爆破マッチを敢行した。 会場となった大浜相撲場は1980年代に新日本プロレスが大会を開催。アントニオ猪木氏、ハルク・ホーガンらが出場したこともある由緒ある会場だが、今回、久しぶりのプロレス大会、しかも電流爆破マッチは初開催となった。 この日、フライング・ペンギン、パンディータ組―谷口裕一、ブランカ真帆組によるミックスドタッグマッチ、ウナギ・サヤカ―SAKIの女子プロレスシングルマッチなど、前身のFMWから脈々と受け継がれる男女の垣根を超えた多彩な対戦カードが観客を魅了。 メインイベントで大仁田は雷神矢口、佐野直と組んで、ミスター・ポーゴ、マグニチュード岸和田、ヲロチ組とのノーロープ有刺鉄線+電流爆破バットの6メンタッグマッチに臨んだ。 序盤、ポーゴからノーロープ有刺鉄線に押し込まれ、身動きの取れない「邪道」。ポーゴに、この日1発目の電流爆破バットを食らうと、大爆音が相撲場のドーム屋根に反響。あまりの爆発音に会場中がどよめいた。 さらにポーゴ、岸和田の連携の取れたチェーン攻撃で首を締められるなど執拗な攻撃を受けた大仁田。得意のテーブルへのパイルドライバーでは体勢を崩し、うずくまったまま動けず。あわや大ケガかとヒヤリとさせる場面もあったが、会場中から沸き起こった「オオニター!」コールに鼓舞され、最後は矢口との電流爆破ダブルバットでヲロチを沈めた。 試合後のリングでマイクを持った大仁田は「人生いろいろあるけど頑張ろう! 1、2、3、ファイヤー!」の絶叫で大会を締めくくった。 主催者の合同会社・雅亜グループの代表役員・伊藤雅彦さんは「子どもの頃からプロレスを見ていて、大仁田さんに憧れ…。地元・堺で電流爆破プロレスを開催できました。夢がかないました!」と笑顔。「堺はコロナ禍以降、経済の顕著な落ち込みが見られ元気をなくしています。近年は高齢者の孤独死などの社会問題も増えています。プロレスの大会を開催することで、地域の繋がりが増え、堺が元気になれば」と開催に込めた熱い思いを明かしていた。 ◆FMWE「堺超革命!電流爆破プロレス 大阪・大浜相撲場」全成績 ▽オープニングアクト フライング・ペンギン パフォーマンス ▽15分1本勝負 〇谷もも(8分48秒 外道クラッチ)沙恵● ▽15分1本勝負 〇フライング・ペンギン、パンディータ(11分14秒 ペンギンスプラッシュ)谷口裕一、ブランカ真帆● ▽20分1本勝負 〇スペル・デルフィン、橘隆志、枚方兄さん(12分16秒 デルフィンクラッチ)晴斗希、岩崎孝樹、佐々木幹矢● ▽20分1本勝負 〇Gamma、守屋博昭(11分49秒 シュバイン)長谷川一孝、道端剛史● ▽30分1本勝負 〇SAKI(14分53秒 ランニングブレーンバスター→片エビ固め)ウナギ・サヤカ● ▽堺超革命!ノーロープ有刺鉄線+電流爆破バットデスマッチ時間無制限1本勝負 〇大仁田厚、雷神矢口、佐野直(14分52秒 ダブル爆破バット→体固め)ミスター・ポーゴ、マグニチュード岸和田、ヲロチ●
報知新聞社