手持ちのテントに大型前室を作れる「マエヒロシェルター」でソロキャンプでもリビング構築
ライダーを応援する「デイトナ」のキャンプギアは、テントやテーブル、チェアといった嵩張るアイテムでも、収納サイズは長辺50cm以内に抑えた“バイクのキャリアに載るちょうどいい大きさ”。山岳用ほどシビアな軽量化は無用なキャンプツーリングのためのプロダクト開発でバイク派キャンパーの支持を集めています。 【ドームプラス(左)と私物テント+シェルター(右)の比較】 代表作は2023年登場の「マエヒロドーム」シリーズ。“プラス”は220×135cm、“デュオ”は220×150cmのでっかい前室付きで、2ルームライクに使えるテントです。 ただ「もっと早く知っていれば。ドームテントを買ったばかりで買い増しするのももったいない…」という声もチラホラ。 そんな不満を抱えていたツーリングキャンパーに朗報。 2024年夏、手持ちのドームテントに前室をプラスする「neGlaマエヒロシェルター」(2万1780円)が発売されました。これがあれば、どんな小型ドームテントにも、雨や風の影響を受けづらい快適リビングが作れるはず! 試してきました。
わずか1.35kgで前室を作れる
「neGla マエヒロシェルター」(以下、シェルター)は軽くてコンパクト。ドームテントと組み合わせれば、ほぼ「neGlaマエヒロドームプラス」(以下、ドームプラス)と同じ収納サイズになります。 「ドームプラス」は収納サイズφ18×44cm、重量3.7kg。「シェルター」の収納サイズはφ10×44cm、重量1.35kg。どちらも44cmでシートバッグ内に収まる設計です。 私物のテントは山岳用ほどではありませんが徒歩旅を目的としているので「シェルター」と組み合わせても「ドームプラス」より軽い! キャンプ用のドームテントは3~4kgのものが多いので、「ドームプラス」よりやや重くなりそう。 「シェルター」は本体とアルミ製アーチ状ポール1本、Vペグ9本からなります。アーチ状ポールは両端にくぼみがあるタイプで、グロメットにさしても抜けにくくなっています。ソロキャンではこの気遣い、めちゃありがたい。 設営はとっても簡単。設営したい場所に幕を広げ、アーチ状ポールをスリーブに通して本体裾のベルトに差し込んでおきます。 後部の張り綱を固定してから、手前のベルト部分とドアパネルの合計4か所、そしてサイドの張り綱2本をペグダウン。手持ちのポールを使えば単独でも利用可能です。