東海大相模が5年ぶり甲子園出場!「生徒も私も強くなった」指揮官も涙の準決勝から一夜、連日の逆転劇で神奈川の頂点掴む!
<第106回全国高校野球選手権神奈川大会:横浜4-6東海大相模>◇24日◇決勝◇横浜スタジアム 【トーナメント表】神奈川大会 結果一覧 東海大相模が横浜に6対4で勝利し、5年ぶり12度目の優勝を果たした。 優勝を決めた東海大相模の原 俊介監督は、就任3年目にして初の頂点となった。監督として初めて臨む全国の舞台に、「甲子園に行くことが大きな目標でした。3年前に東海大相模を託された時点で『甲子園に出なければいけない』というプレッシャーもありました」と心境を吐露。決勝で戦った横浜に対しては、「2年前に同じ3塁側でリベンジサヨナラ負けを喫したことは忘れることはありません。そんな横浜高校さんに競って本校が勝てたことが本当に嬉しく思います」と語っていた。 連日の熱戦を勝ち抜いての優勝だった。準決勝でも終盤に逆転勝ちし、「生徒たちが強くしてくれた」と語っていた。 「昨日は自分でも『やられてしまう』と思った瞬間がありました。その雰囲気を跳ね返してくれたのが選手達でした。監督人生としても熱い気持ちをもらえた日でした。」(原監督) 「生徒自身も私も強くなった」という苦難を跳ね除け、迎えた決勝でも8回に一挙4点を奪っての勝利だった。「自分たちの力を信じる事。そしてゲームセットを言われるまで集中力を保つ事。隙を作ってしまうと負けてしまう」と、チームの中でテーマを掲げて取り組んだ。粘り強さ見せて掴んだ頂点に「8回の逆転打の後も『一回落ち着こう』と声掛けが選手間の中であった。そういったシーンを見ると、彼らの中で意識が浸透していたと思う」と指揮官も選手たちを称えていた。 激戦区・神奈川を制し、聖地・甲子園を舞台に変えて再び頂点を目指す。8月上旬から幕を開ける夏の甲子園に向け、「相模らしい集中力を持って隙を見せない戦いをゲームセットまで続け、神奈川の代表校として堂々とした試合を見せたいと思います」と語っていた。