バスタオルを1回使用するたびに「洗濯+浴室乾燥」する夫。光熱費が高い原因になっていないでしょうか?
「お風呂から上がったら必ず清潔なバスタオルで体を拭きたい」「臭いが気になる」などの理由で、バスタオルを1回使用したら洗濯しているという人もいるでしょう。 さらに、しっかりと乾かすために洗濯後に浴室乾燥を利用しているとなると、光熱費が心配になることもあるかもしれません。本記事では、洗濯と浴室乾燥にかかる光熱費の目安とともに、洗濯・浴室乾燥の頻度を減らした場合の節約効果について詳しくご紹介します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
洗濯と浴室乾燥にかかる1回当たりの光熱費は?
まず、洗濯にかかる電気代と水道代について計算してみましょう。洗濯機の電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間×電力料金単価(円/キロワットアワー)」で計算できます。 例えば、消費電力400ワットの洗濯機の定格洗濯時目安時間が42分である場合「0.4キロワット×0.7時間×31円/キロワットアワー=8.68円」となります。(31円/キロワットアワーは公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会が定める目安単価) 水道代については、定格洗濯時の標準使用水量に水道1リットル当たりの単価を掛けて計算することが可能です。 単価が水道1リットル当たり0.24円、洗濯機の標準使用水量が116リットルの場合「116リットル×0.24円=27.84円」となります。1回の洗濯にかかる電気代と水道代を合計すると、約37円です。 一方、浴室乾燥にかかる電気代についても、同様の計算式で算出できます。例えば、消費電力1190ワットの浴室乾燥機でバスタオルを2時間乾燥させた場合の電気代は「1.19キロワット×2時間×31円/キロワットアワー=73.78円」です。 洗濯機にかかる光熱費と合計すると、約110円になります。バスタオルの洗濯・浴室乾燥に1回当たり約110円の光熱費がかかるということは、1ヶ月に換算すると約3300円になります。
洗濯・浴室乾燥の頻度を減らすとどのくらい節約できる?
バスタオルのためだけに月に3000円以上の光熱費がかかることを「もったいない」と感じるのであれば、頻度を減らすことを考えた方がよいかもしれません。 経済産業省 資源エネルギー庁の省エネポータルサイトによると、定格容量(洗濯・脱水容量:6キログラム)の洗濯機に洗濯物を4割入れて洗う場合と、8割を入れて洗う回数を半分にした場合を比較したところ、回数の少ない方が年間で電気代が約180円、水道代が約4360円の節約になるということです。 1日2回洗濯機を回している場合は1回になるように洗濯物の量を調整したり、1日おきの洗濯で済ませられないか考えてみたりするとよいかもしれません。 また、浴室乾燥の電気代についても、使用時間によって変わります。そのため、使用時間を今までの半分にすることで電気代も半分程度になると考えられるでしょう。