[Pro Shop インストール・レビュー]BMW X1(日隅伸逸さん)by イングラフ 後編
そのサウンドの惚れ込んでオーナー日隅さんが愛車のBMW『X1』に採用したスピーカーはイートン・コアS3。製作ショップである青森県のingraph(イングラフ)がサウンドに加えてデザイン性にもこだわって作り上げた力作だ。望み通りのキレキレのサウンドが再生される。 【画像全11枚】
◆デモカーで聴いたサウンドに惚れ込んで、愛車にもその音を反映させる取り付けが始まる
以前からイングラフでインストールやサウンドチューニングをオーダーしていた日隅さん。ある日のこと用意してあった同ショップのデモカーの音に惚れ込んだのがこのクルマを作るきっかけになる。その音を聴いたときに「キレのある音がすごく好みだ」と直感したという。そこで取り付けられていたユニットをあらためて確認したところ、スピーカーにはイートン・コアが用いられていた。そこからこのクルマのシステムが構築されていく。
そこでBMW X1にはフロントにはイートン・コアを3ウェイでシステムアップ。ミッドバスはドアを大加工してエンクロ化してインストール。スピーカーの持つ能力をフルに引き出すための徹底した加工が施された。バッフル面はホワイトの人工スエードを使って処理、スピーカーまわりのラインも純正ドアのデザインを損なうことの無いスマートなもの。サウンドのみならずインストール面での上質感も同ショップならではの高い技術力の見せ所となった。
◆Aピラー、ドアミラー裏の繊細な加工で、ミッドレンジとツイーターを上質にインストール
イートン・コアのツイーター、ミッドレンジはそれぞれドアミラー裏/Aピラーにインストールされている。まずは注目したいのはAピラーの加工だ。イートン・コアの8cmミッドレンジ(コア80)をスマートに収めるピラー加工は繊細かつ上質。8cmユニットの外径に合わせてピラーの形状を滑らかに造形、プレスラインも新たに施すことでインテリアとの調和を図っている。用いる生地もインテリアのイメージにマッチするグレー系を採用し、特徴的なコア80のマグネシウムコーンとのコントラストも見事に決まった。
一方のツイーターはドアミラー裏にパネルをワンオフして取り付けられている。Aピラーのミッドレンジに沿うようにデザインされたツイーターパネルは中高域スピーカーの一体感あるデザインを形成している。角度付けにも徹底してこだわり、音響特性の面でも計算された作り込みとなっている。