ふるさと納税で筑陽学園の選手たちを応援 太宰府市 /福岡
<センバツ甲子園> 太宰府市は、センバツに出場する市内の筑陽学園高校を応援する資金について、インターネットを通して調達する「ふるさと納税クラウドファンディング」を始めた。4月15日まで。九州では初の取り組みという。 「筑陽学園高校『甲子園』応援プロジェクト」と題し「ふるさとチョイス」「さとふる」の二つのサイトで、それぞれ100万円、計200万円を目標に募る。同校を応援したい人に広く協力を求める。ふるさと納税の仕組みを活用することで税控除の優遇を受けられるが、応援が目的のため、返礼品はない。 集まった資金は、市が製作する横断幕代やサイト利用料などの経費を除いて同校に贈り、応援のための旅費や選手の強化費用などに充ててもらう。 楠田大蔵市長は「市を挙げて応援ムードを高めたい。最近のふるさと納税は過度な返礼品競争などで趣旨を逸脱していると言われるが、目的や使途が純粋に応援のためで、本来の趣旨に原点回帰するものだ」と述べた。【桑原省爾】 〔筑豊版〕