モナコ公国のアルベール王子がオーダーしたフェラーリ「308GTS」がたったの757万円! クルマは動いてこそ価値があることを証明した跳ね馬を紹介
エスティメートを下回る落札価格の理由とは
ただし長年静態保存されてきたこの308GTSは、走行前には十分なメカニカルな部分での整備が必要であることもまた事実であると、RMサザビーズはコメント。落札価格は当然その費用を考えてということになるのだが、RMサザビーズは7万ドル~8万ドル(邦貨換算約1048万円~1198万円)のエスティメート(予想落札価格)を提示。 しかしながら落札価格は5万600ドル(邦貨換算約757万円)という数字を示したまま、それ以上の入札が入ることはなかった。やはり実走行のためには、これからさらなる投資が必要になることが、その最大の理由であったのだろうか。過去のオーナーがどれほど有名な人物であっても、クルマはやはり動いてこそ価値のある商品ということが再確認できたオークションだった。参考までに現在までの走行距離は5万9820km。本格的なレストア志向をお持ちの方には、おすすめしたい1台である。
山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)
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