新潟医療福祉大「新潟対決」制し開幕４連勝 ５番佐藤圭の勝ち越しソロにつながった母の助言とは
＜関甲新学生野球リーグ：新潟医療福祉大9－5新潟大＞◇17日◇第4節◇ハードオフ新潟 新潟医療福祉大が新潟大との「新潟対決」を制した。 5－5の同点で迎えた7回1死の第4打席。5番佐藤圭内野手（4年＝北越）が、カーブをうまくすくい上げ、勝ち越しソロを左翼席にたたき込んだ。「レフトは越えるかなぐらいだと思ってたので、いってくれてよかった」とリーグ戦通算5本目となる本塁打を喜んだ。 試合前までは3試合で9打数無安打と苦しんだ。思うような結果が残せずにいたが、母・千佳さんの助言が息子を救った。圭は「イチロー選手のマインドみたいなものを送ってくれて」と母からのメッセージを明した。「自分の中で良いイメージを打席に入る」と気持ちをリセット。すると、第2打席で2点適時二塁打を放ち、今季初のHランプをともした。「本当にずっと苦しくて。でもお母さんに言われたことを実践したら打てた。お母さんに感謝ですね」と笑みをこぼした。 チームはこれで開幕から4連勝とし、白鴎大に並んで首位をキープした。今秋リーグ戦は、神宮大会につながる関東大会（横浜市長杯）が20回記念を迎えるため、3位までが関東大会出場の権利を得られる。それだけに大きな連勝となったが、佐藤は「3位まで出れることは分かってたけど、自分たちは1位を目指してやっているので。そこはブレずにやっていきたい」。創部初のリーグ制覇を目指した先に、初の上位大会が見えてくる。【大島享也】
