【会場風景あり】グッチの世界巡回展が京都で開催中。「GUCCI COSMOS」が京都市京セラ美術館で12月1日まで
上海、ロンドンでも大好評を博した展覧会が京都に巡回
100年以上にわたるグッチの歴史のなかでも、とくにアイコニックなデザインを先進的な演出で展示する展覧会「GUCCI COSMOS」が京都市京セラ美術館で開催されている。会期は10月1日~12月1日。 2023年4月の上海、10月のロンドンでも大好評を博した本展が、今年10月にイタリア・フィレンツェの姉妹都市である京都の京都市京セラ美術館に巡回。「フィレンツェから始まったグッチの物語へのラブレターであり、その尽きることのないクリエイティビティへの賛歌です。そしてグッチと京都の深い結びつきをたたえるとともに、時の螺旋を何十年もさかのぼるような遊び心あふれる旅へと誘います」とステートメントで発表された。 本展は、デザインをイギリス人アーティストであるエス・デヴリン、キュレーションをイタリアのファッション研究家であり評論家のマリア・ルイーザ・フリーザが手がける。 フィレンツェにあるアーカイヴをもとに、歴史的な逸品やシンボルが生み出されてきた過程を明らかにしながら、グッチの伝統とクラフツマンシップを紹介。そして、上海やロンドンでの開催がその地独自の視点を織り込んだように、京都と日本の伝統文化と歴史に共鳴するストーリーとエレメントをフィーチャーする。 グッチ創設の地であるイタリア・フィレンツェは、1965年より京都市と姉妹都市関係にある。グッチはブランド創設100周年となった2021年に、「GUCCI IN KYOTO」と題して、世界文化遺産に登録されている清水寺や京都中心部の町屋、仁和寺を舞台に展示を開催するなど、これまでも様々なかたちで京都と関わってきた。本展はこうした歴史をふまえた、新たな一歩となりそうだ。