【オークス】連対率100%!「ステレンボッシュ牝馬2冠」の明暗を分けた条件とは
5月19日(日)に行われる優駿牝馬(G1、東京芝2400m)。3歳牝馬の頂上決戦だけあって、皆様も気になっているのは桜花賞馬ステレンボッシュによる2冠目奪取の可能性でしょう。 そこで今回は、過去の桜花賞馬の成績を比較。ステレンボッシュがかつての名牝たちと同じ軌跡を辿ることができるのか、その可能性に迫りました! ▼桜花賞馬のオークス成績 23年リバティアイランド→1着 22年スターズオンアース→1着 21年ソダシ→8着 20年デアリングタクト→1着 18年アーモンドアイ→1着 17年レーヌミノル→13着 15年レッツゴードンキ→10着 14年ハープスター→2着 (※過去10年、19年・16年は出走なし) 桜花賞馬のオークス成績は意外にも明暗がクッキリ。過去10年で挑んだ8頭中5頭が連対しているものの、そのほかの3頭は掲示板にすら入れず惨敗を喫していました。 では、連対した5頭とそれ以外の3頭の桜花賞馬では何が違ったのでしょうか。その答えは、桜花賞を優勝した際の「上がり3ハロン」にあります。 ●桜花賞上がり1~3位[4-1-0-0]連対率100% 23年1着 リバティアイランド →桜花賞上がり1位 22年1着 スターズオンアース →桜花賞上がり3位 20年1着 デアリングタクト →桜花賞上がり1位 18年1着 アーモンドアイ →桜花賞上がり1位 14年2着 ハープスター →桜花賞上がり1位 ●桜花賞上がり4位~[0-0-0-3]複勝率0% 21年8着 ソダシ →桜花賞上がり4位 17年13着 レーヌミノル →桜花賞上がり5位 15年10着 レッツゴードンキ →桜花賞上がり4位 (※過去10年、桜花賞1着馬) 驚くべきことに、オークスでも結果を出した馬たちは桜花賞を上がり1~3位で突破していたことが判明。また上がり最速で桜花賞を制した4頭のうち、実に3頭が後の3冠牝馬になっていることも見逃せないポイントです。 ほぼすべての出走馬が初の2400m挑戦となるオークス。そのため直線での末脚が勝負を分けることが多く、桜花賞で優秀な上がりを見せた馬が順当に好走する傾向にあるようです。 さて気になるステレンボッシュの桜花賞における上がり3ハロンは……全体の3位。最速ではないだけに3冠牝馬となった3頭には及ばないものの、それでも連対率100%の条件は達成。2冠目の可能性は十分に高いと言えるでしょう!
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