原付免許で125ccに乗れる!? 新基準原付のギモンを調査してみた [馬力は? 税金は? ラインナップは?]
新基準原付はどんな車種に乗れるの?
いろいろ規制はあるものの、現行の原付と比べればはるかに選択肢が増えそうな新基準原付。検討会資料によれば、「PCX」「CB125R」「スーパーカブ110」「リード125」「ビジョン110」をベースにした車両が検討に使われていました。 これらの車種がそのまま新基準原付として販売されるかはまだ不明ですが、この中ではCB125Rあたりが好み。現行モデルでは国内メーカーはどこも出していないので望み薄ですが、アメリカンタイプとか出てきたら私の免許取得欲もマシマシになるのにな~と思ってます(笑)。メーカーさんぜひ出してください!!
自工会に検討状況を聞いてみた!
調べれば調べるほど、「自動車税はどうなる!?」「販売されるラインナップは?」と疑問がどんどん出てくる新基準原付。 はっきりしないところは専門機関に聞いてしまおう! と思い、警察庁とともに検討を行っている一般社団法人日本自動車工業会に質問をぶつけてみました。ところが… 「法体系は関係省庁、個別車両は個社にて検討を進めておりますため、現時点では、弊会より、警察庁発表内容以上のことについて、お答えすることは難しくなっております」 との回答。やはりまだまだ検討途中ということもあって、詳細はこれから詰めていくようです。
新基準といっても基本のルールは50ccと変わらない
まとめると、新基準原付は排気量が変わるだけで基本のルールは従来の原付一種と変わらなそうです。もし、私と同じように「原付一種で憧れの125ccに乗れる! これを機に125ccのバイクを買っちゃおう!」と考えている方がいたら、一旦気持ちを落ち着けて! だってルールは原付一種と変わらないんだから! とはいえ、これからの検討次第なところもあるので、ユーザーにとっていい方に転んでくれるといいなと思う今日このごろです…。
新基準原付はあり!
そうなると「あまりメリットのないバイクがなぜ必要なんだろう?」とギモンが湧いてきます。そこで事情通のバイク乗りの先輩に聞いてみたところ、「新基準原付になることでバイクメーカーの負荷が下がって原付き区分のエントリーバイクを続けられるようになるんだよ」とのことでした。 これまで免許区分に対応するために残してきた50ccの製造ラインを縮小して125ccに一本化できれば工場の効率が高まって、バイクメーカーもコストを抑えつつラインナップを存続できるというわけなんですね。バイク業界の存続という面でも、新基準原付は必要なことなのかもしれません。 新基準原付が主流となって、このクラスにかっこいい車両がどんどん出てくればスタイリングを何よりも優先する私としてもうれしいかぎり。パワーはもっと欲しくなりそうだけど…。今後の動向が気になります!
────────── ●文:[クリエイターチャンネル]名城政也 ※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ヤングマシン編集部