トライアウト参加組、社会人、独立でプレー継続は合計6人 しかしNPBでの現役続行は0人
11月15日に開催されたプロ野球合同トライアウトから10日以上が過ぎた。 参加した59人の中で、来季のプレー先が決まっているのは、6人のみ。楽天の髙田 萌生投手(創志学園-巨人)、引地 秀一郎投手(倉敷商)、福森 耀真投手(北九州-九州産業大)の3人が岡山のクラブチーム「ショウワコーポレーション」でプレーが決定した。髙田、引地は地元に戻っての現役続行になる。 【トライアウト参加者一覧】 独立リーグに進むことが決まったのは3人。前日本ハムの立野 和明投手(中部大一-東海理化)が日本海リーグの富山GRNサンダーバーズ、前オリックスの中川 拓真捕手(豊橋中央)は九州アジアリーグの火の国サラマンダーズ、前DeNAの加藤 大投手(横浜隼人)がBCリーグの神奈川フューチャードリームス入団となった。また海外でプレーすることになった選手がDeNAの平田 真吾投手(豊北 – 北九州市立大 – ホンダ熊本)。なんと中東と南アジアを拠点とする新野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」でプレー。すでに日本人として史上初登板、初勝利を挙げている。 しかしNPBへの現役続行に決まった選手は1人もいない。前オリックスの吉田 凌投手(東海大相模)がロッテの入団テストを受けることが決まったくらいで、入団合意に至ったケースはゼロ。ソフトバンクの中継ぎで活躍した嘉弥真 新也投手(八重山農林)、ソフトバンクがヤクルト、同じくソフトバンクのクローザー・森 唯斗投手(海部)がDeNA、楽天の西川 遥輝外野手(智辯和歌山)がヤクルトなどトライアウト不参加選手がNPB入団に至るケースは多いが、トライアウト参加組は依然として厳しい状況が続いている。