【NFL】「浮き沈み」はあったもののビルズ時代に感謝し、テキサンズへの加入に満足するWRディッグス
それでも、ディッグスのパフォーマンスにはそれだけの価値があり、ディッグスには4年間で1億0,400万ドル(約161億7,075万円)が支払われることになっていた。それが現実的な話ではなくなったとき――例えば、2023年シーズンにケン・ドーシーに代わってジョー・ブレイディが攻撃コーディネーター(OC)に就任した後、ディッグスの出場機会が大幅に減少したとき――ディッグスを移籍させる時が訪れたのだ。
2023年に、いつかは別れが訪れると感じていたと明かしたディッグスは、こう話している。
「特に最初の8(試合)を終えた後は浮き沈みが激しかった。コーチングに変更があって、これまでと違うことが、違うやり方、違うスキームで行われるようになった。その浮き沈みは分かるだろう。でも、俺は空気中でそれをちょっと感じていた。トレードされたときはうれしかった。良い状態だったし、さっきも言ったように、俺の道を照らしてほしいと神に頼んだ。神に間違いはない」
テキサンズはトレードでディッグスを獲得しただけではなく、既存の契約を破棄して新たな1年契約を締結。2024年シーズンに自分の価値を証明すれば、ディッグスは2025年にまた新たな契約を手に入れるチャンスを得られるだろう。
ここまでは順調だ。
テキサンズのヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズは火曜日にディッグスについて「私たちが見ているのは、まさに自分たちが手に入れたと思っていた選手だ」と述べている。
「彼はプレーを成功させてきた選手だ。われわれがボールを投げるたびに、彼はそれを持って走っていく。確かな手腕の持ち主だ。本当にいいチームメイトで、みんなといるときに建物の中やロッカールームには素晴らしいエネルギーが満ちている。だから、彼の成長を見続けることにワクワクしている」
新人時代にリーグに火をつけたクオーターバック(QB)C.J.ストラウドは、オフェンス部門年間最優秀新人賞を圧倒的な支持を受けて獲得し、一部の人からはMVPの候補としても見られていた。ストラウドはWRニコ・コリンズやWRロバート・ウッズ、タイトエンド(TE)ダルトン・シュルツ、同じく新人だったWRタンク・デルといった選手たちとタッグを組みながら、そうした活躍を見せている。そのグループにディッグスが加わるのは非常に大きなことだ。