給与デジタル払い「PayPay給与受取」、ソフトバンクグループ以外で利用可能に
PayPayは、資金移動業者の口座への賃金支払(給与デジタル払い)に対応する「PayPay給与受取」を5日からソフトバンクグループ各社以外のPayPayユーザーを対象に提供開始する。 PayPay給与受取は、8月からソフトバンクグループ社員を対象に先行的に導入。PayPayやソフトバンク、LINEヤフーなどグループ各社の従業員向けに提供してきた。11月5日からはグループ外のユーザーも利用可能となる。 給与デジタル払いを希望する従業員(ユーザー)は、自身の勤務先が給与デジタル払いに対応するために必要な労使協定が締結されているかを確認し、雇用主(事業者)へ同意を申請した後で、PayPayアプリトップ画面の「給与受取」のアイコンから「PayPay給与受取」に申し込む。なお、利用にはPayPay上での本人確認も必要となる。 また、ソフトバンクグループ各社においても、給与デジタル払いおよび「PayPay給与受取」の対応企業が拡大。これまでの10社に加え、福岡ソフトバンクホークス、SBクリエイティブなど17社が追加され、合計27社の従業員のうち希望者が、PayPayアカウントで給与を受け取れるようになる。 「PayPay給与受取」で、PayPayマネー(給与)として保有できる残高上限額は20万円。なお「PayPay給与受取」を利用するユーザーのPayPayマネーの残高上限額は80万円で、通常のPayPayマネーと給与デジタル払いのPayPayマネー(給与)の合計で上限100万円を超えないように設定される。
Impress Watch,臼田勤哉