金華山ロープウェーに新年飾り、巳年デザイン登場 斎藤道三と帰蝶を表現、初日の出営業も予定
岐阜市の金華山麓と山頂をつなぐ「ぎふ金華山ロープウェー」のゴンドラ2基に28日、恒例の新年飾りが取りつけられた。今年は来年のえとの巳(み)にちなんで、「マムシ」の異名で知られる岐阜ゆかりの戦国武将斎藤道三とその娘の帰蝶(きちょう)(濃姫)をイメージし、マムシとチョウがデザインされた。 道三は金華山にある岐阜城が稲葉山城と呼ばれていた時代の城主。飾りは縦150センチ、横60センチほどで、「斎藤道三」の文字に赤色のマムシが絡みつくデザインと、「帰蝶」に縁起物でもあるチョウをあしらった2種類を、運行する岐阜観光策道の職員が「ハンガー」と呼ばれるゴンドラ上部の柱部分に針金でくくりつけた。 大澤康範課長(53)は「巳年は、柔軟に変化に対応できる年という。麓の岐阜公園の再整備が進み、来春には飲食などができる施設がオープンするなど環境が大きく変化する。訪れる皆さんに一層楽しんでもらえたら」と話した。 元日は初日の出客向けに午前5時から営業。同9時からは山麓売店で限定販売の「稲葉山城御城印」を販売する。
岐阜新聞社