埼玉パナソニックワイルドナイツ、ラストゲームを前にした堀江翔太、決戦を前にした松田力也に話を聞く。リーグワン プレーオフ決勝
決勝戦の相手は、トップリーグを含めて、14シーズンぶりの優勝を目指している2位の東芝ブレイブルーパス東京。決勝での両者の対戦は、2015-16シーズン以来で、このときはワイルドナイツが27-26で勝利している。
松田は「ブレイブルーパスはチームの歴史的にも一緒に戦ってきたチームだし、簡単な試合にならないし、しんどい試合が待っていると思うが、自分たちのラグビーをしたチームが最後、笑っていると思う」。
「(対面での対戦が予想される)SOリッチー・モウンガは、キーマンなのでプレッシャーをかけたい。そんなに意識はしていないが、ただ好きなようにやらせたくない。同じ歳なので、そういう部分も含めて負けられない」と腕を撫した。
堀江も「ブレイブルーパスは新しい外国人選手が2人入って、アタック、ディフェンスともにバランスが取れた強いチームなので、僕らも受けずに挑戦していきたい。こっちもアタックとディフェンス、両方いい状態で、バランス良くプレッシャーを与えたい」と話した。
また、堀江とワールドカップで一緒に4回出場したブレイブルーパスのキャプテン、FL(フランカー)リーチ マイケルについては、「リーチはキャプテンだし、誰にでも信頼されるプレイヤーなので脅威。出てくれなければ、出てくれないで好都合だが、別にやりたいと思っていない(苦笑)」。
改めて、ファイナルでどんなプレーをしたいかと聞かれて松田は、「昨季のファイナルは自分のプレーもできずに悔しい思いが残っている。自分たちのラグビーができていない感じにはしたくない」。
「ファイナルだからこそ、自分たちのラグビーができるように、ワイルドナイツがこれまで積み上げてきたものを、みんなが出せるようにチームをオーガナイズしたい。いつもと同じ準備をして、決勝の舞台を受け入れて楽しみたい」と意気込んだ。
堀江は「どんな状況で試合に出ても、チームにいい影響を与えたい。うまいことチームが回るか、ゲーム中に修正していったり、意識高めていったりして、チームの勝利に貢献するように動き続けたい」。