梅雨明け、塩作り 北陸、平年より9日遅く
●珠洲で金沢学院大生ら助っ人 気象庁は1日、北陸地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より9日遅く、昨年より11日遅い。炎天の下、珠洲市の奥能登塩田村では金沢学院大や同短大の学生が助っ人として製塩作業に加わり、伝統の塩作りに汗を流した。 奥能登塩田村は地震の影響で従業員20人が復職できず、4月から6人が塩田4面で塩作りをしてきた。金沢学院大が協力者を募ったところ、野球部10人を含む学生26人が新たに塩作りを手伝うことになった。 気温33度の中、学生12人が塩の付いた砂を集める作業などに励んだ。今後も毎日10人程度が塩作りに協力する。 1日の県内は熱中症警戒アラートが出され、かほくを除く10地点で真夏日となった。各消防によると、4市町で10~90代の男女5人が熱中症の疑いで搬送された。内訳は中等症2人、軽症3人となっている。