北海道千歳市の産廃工場で「砲弾のような不審物」…自衛隊が回収、米軍の75ミリ戦車砲徹甲弾か
11日午後2時35分頃、北海道千歳市上長都の産業廃棄物処理工場で「砲弾のような不審物が見つかった」と千歳署に通報があった。
同署の発表では、工場の従業員が航空自衛隊千歳基地から回収した産業廃棄物を処理していたところ、長さ約20センチ、直径約10センチの不審物が紛れ込んでいるのを発見。連絡を受けた同基地が署に通報し、工場に駆けつけた陸上自衛隊が爆発の危険性がないことを確認した上で回収した。
同基地によると、見つかったのは米軍の75ミリ戦車砲徹甲弾とみられる。終戦後に米軍の管理下に置かれた時期があり、その際の訓練などで使われた砲弾の可能性があるという。