ステランティス、「中国ブランドEV」を欧州で販売へ 零跑汽車との合弁会社が発足、現地生産も視野に
■「相殺関税に対応可能」 EU(欧州連合)の政策執行機関である欧州委員会は、2023年10月から中国製EVへの不公正な補助金の有無に関する調査を進めている。仮に「クロ」と認定されれば、中国製EVは相殺関税を課されることになる。 そんな中、ステランティスと零跑汽車がヨーロッパの販売網を共同構築するのは独特の意味を持つ。零跑汽車の董事長兼CEO(会長兼最高経営責任者)を務める朱江明氏は5月14日、メディアの取材に応じてこう述べた。
「ステランティスのグローバルな生産拠点を活用すれば、相殺関税などの問題に直面しても、生産の現地化による対応をスピーディーに進められる。これは他の中国メーカーにはない零跑汽車の優位性だ」 (財新記者:余聡) ※原文の配信は5月15日
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