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＜ラグビー関西大学リーグ：関学大42－38摂南大＞◇20日◇天理親里ラグビー場◇観衆537人 　わずか4点差で金星を逃し、摂南大のゲーム主将を務めた副将のCTB嶋本大賀（4年＝大産大付）が思わず涙した。 　後半開始直後に3点差まで迫るも、関学大に3連続トライを許して突き放された。そこからあきらめず、SO村上剛琉（3年＝京都成章）が鮮やかなキックパスを2本決め、フィニッシュはWTBカストン・マイケルズ（3年＝アウテニクワスクール）が3連続トライを決めた。 　トライで逆転の4点差まで迫るが、最終盤のスクラムで痛恨の反則。逃げ切りを許し、チームは開幕4連敗となった。 　試合後の会見場で涙した嶋本は「いい勝負をしても勝てなかった」。試合前練習でジャージーを与えられなかった4年生が体を当てながら、「気持ちで勝てば負けることはない」と魂を入れた。「言葉をもらって1人1人が勝ちにいこうという気持ちになった。ただ、出し切れなかった悔しさが大きい…」。 　瀬川智広監督は「笑える結果ではなかったが、（リーグ戦）後半に向かえる試合になった」と戦いを評価した。上位校相手に4連敗も、魂をこめた戦いは今後につながる。【実藤健一】