まさに大出世! JFL→J1主力に這い上がった苦労人10人。躍進の末にスター軍団の仲間入りを果たしたのは?
MF:榊原彗悟
生年月日:2000年10月9日 デビュークラブ:ラインメール青森 J1デビュークラブ:横浜F・マリノス 榊原彗悟は横浜F・マリノスユースで将来を渇望されていたが、高校卒業の段階ではトップチームに昇格することができなかった。2019年4月にラインメール青森に加入するも、初年度はJFLでも活躍の場を見出せず。2019シーズンは1試合も出番がないまま全日程が終わってしまった。 しかし2020シーズンの後半から徐々に出番を与えられると、同年11月29日に行われたリーグ最終節ホンダロックSC戦ではフル出場を果たす。翌2021シーズンはさらに出場機会を増やすと、最終的にはリーグ戦24試合でピッチに立った。 すると2022年1月に古巣のマリノスが完全移籍で榊原を獲得し、同年のJFLではレンタル選手として青森でプレーした。2023年1月には晴れてマリノスの一員となり、今日ではJ1のピッチで活躍している。 今季はリーグ戦8試合に出場しており、4月27日に行われたセレッソ大阪戦ではゴールもあげた。現状では定位置を掴めているとは言い難いが、同選手は今年の10月に24歳になったばかり。まだチャンスは残されているだろう。
FW:遠野大弥
生年月日:1999年3月14日 デビュークラブ:Honda FC J1デビュークラブ:川崎フロンターレ 強豪・川崎フロンターレのアタッカーとして活躍を続ける遠野大弥は、JFLからプロへの歩みを始めている。 2017年に藤枝明誠高校を卒業後、Honda FCに加入。初年度からリーグ戦16試合に出場して4ゴール1アシストを記録すると、シーズンを経るごとに素晴らしい成績を重ねてゆく。2019シーズンは同26試合に出場して9ゴール7アシストをあげ、同年の天皇杯では5試合4ゴール1アシストという圧巻のクオリティを示した。 同大会でHonda FCは北海道コンサドーレ札幌や徳島ヴォルティス、浦和レッズなどを破っており、ベスト8まで辿り着く快進撃を見せた。 この活躍により、遠野は川崎とアビスパ福岡に目を付けられる。2020年1月に完全移籍で川崎に加入すると、即座に当時J2を戦っていた福岡にレンタルで渡る。2020シーズン、プロリーグ初挑戦にも関わらず41試合に出場して11ゴール3アシストを記録した。 2021シーズンは正式に川崎の一員として迎え入れられ、待望のJ1デビューを果たした。今日に至るまで公式戦165試合に出場して20ゴール14アシストを記録している。