【大分】高齢者がスローショッピング体験
大分朝日放送
大分県由布市のコンビニエンスストアで高齢者が自分のペースでゆっくりと買い物をすることができる「スローショッピング」を体験しました。 認知機能に不安がある高齢者にゆっくり快適に買い物をしてもらおうとコンビニ大手のファミリーマートと県が企画しました。 九州では初めての取り組みです。 中野記者 「店内は、このようにカップ麺やみそ汁などの表示がされていてどこに何があるか一目で分かります」 ほかにも、店内のイラストマップがカゴに入っていたり、入り口近くに専用のレジが設けられたりしていて、出来る限り自分で買い物ができるよう工夫がされています。 10日は福祉施設を利用している50代から80代までの4人が参加し、1つ1つ商品を見ながらゆっくりと買い物を楽しんでいました。 80代女性 Qきょう何買った? 「炭焼きの鶏とか、コーヒー、チョコレート、パン。私(ファミリーマートに来るの)初めてなんですよ、びっくりしました種類が多くて、楽しいですね。 80代女性 「カゴの中にマップくれていた。食品が何とか、どこにあるとか分けて書いてた。カゴに入れてくれてたからこうして見ながらいけた」 ファミリーマート 岩見英二さん 「他の地域に関しても同じように実施していただきたいという自治体の声も伺っているので今回の良かった点悪かった点を確認しながらまたできる店舗を拡大していきたい」 大分県によりますと、県内の65歳以上の高齢者に占める認知症の割合は今後も増える見込みで、2030年には高齢者の約4人から5人に1人が認知症になると推計されています。