関東は沿岸部を中心に雨風強まる 週末も不安定な天気続く 西日本は10月目前とは思えない暑さ 熊本で35℃予想も
関東は沿岸部を中心に、あす28日(土)にかけて大雨や強風に注意が必要だ。一方、西日本では9月下旬とは思えない厳しい暑さとなっている。きょう27日(金)は35℃まで気温の上がる所もあり、土日もこの時季らしからぬ高温となるため、熱中症に注意が必要だ。
関東南部・静岡県は大雨のおそれ
きょうは前線や元台風だった低気圧の影響で、関東南部を中心に雨雲がかかっている。午前11時現在、活発な雨雲は海上が中心だが、午後は神奈川県や千葉県など沿岸部を中心に雨足が強まり、局地的には非常に激しく降るおそれがある。東海も静岡県を中心に激しい雨や雷雨になる所がありそうだ。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性がある。 また、沿岸部ほど風も強まり、横殴りの雨になる所もありそうだ。土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水、強風、高波、落雷、突風などに注意が必要となる。
さらに関東や東海では、あす28日(土)も不安定な天気で、雨が降りやすくなりそうだ。雨量が多くなるおそれもあるため、最新の予報に注意が必要となる。
西日本は夏のような暑さ続く
一方、西日本では気温が高く、9月下旬とは思えない暑さとなっている。きょうは熊本で35℃予想と猛暑日となる見込みで、その他、広島や山口、鹿児島などでも猛暑日に迫る暑さとなりそうだ。さらに週末も西日本では30℃以上の暑さが予想されている。季節感がまるでない状況となっているが、夏と同様の熱中症対策を心がけ、体調管理に気を付けたい。
新たに発生する台風の動向にも注意
また、南の海上には台風の卵である熱帯低気圧が複数あり、今後24時間以内に台風まで発達するものがありそうだ。来週にかけて、日本列島に影響が出るおそれがあるため、今後の動向に注意が必要だ。 (気象予報士・多胡安那)