トランプ氏、落選したら「それは大いにユダヤ系の人々のせいだ」
ユダヤ公共問題評議会(JCPA)のエイミー・スピタルニック最高経営責任者(CEO)は、トランプ氏のスピーチについて「トランプ氏は以前から、自分を支持しないユダヤ人に裏切り者でクレージーとのレッテルを貼ってきた。トランプ氏とイスラエル国家両方への忠誠を求め、選挙に負ける可能性をユダヤ人のせいにするのは危険なやり口だ」とスピタルニック氏。トランプ氏のやり方は「反ユダヤ主義の過激思想」を正当化していると非難した。
トランプ氏はその後に開かれたイベントでも、自分はユダヤ系有権者から正当な扱いを受けていないと主張。勝利するにはユダヤ票が「必要になるだろう」と続けた。
ピュー・リサーチ・センターが8月26日から9月2日にかけて実施した世論調査では、ユダヤ系登録有権者の65%がハリス氏を支持もしくは支持に傾いていると回答。トランプ氏の34%を大きく引き離している。
原題:Trump Says Jewish Voters Would Have ‘Lot to Do With a Loss’ (1)(抜粋)
--取材協力:Jordan Fabian、Bill Allison、Stephanie Lai.
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Nancy Cook