「中心商店街と競合する施設を誘致する考えはない」静岡市の難波市長が大規模開発の構想がある日本平久能SIC周辺について言及
大規模開発の構想がある静岡市駿河区の土地について、難波市長は会見で「中心商店街と競合するショッピングモールなどの施設を誘致する考えはない」と話しました。 ●静岡市 難波喬司市長: 「ショッピングモールと言われるような大規模な建物の中に小さな店がいくつも並ぶのは、事実上商店街ができることになる。商店街ができてしまうと、中心市街地と両方に客が行くことになるので、これは影響出ると思う」 静岡市の難波喬司市長は11日の定例会見でこのように述べ、「複合型商業施設を作らないように制限すれば、中心市街地への影響は低い」との考えを示しました。 静岡市駿河区の宮川・水上地区を巡っては、市が再開発を検討していますが、売り場面積が8000平方メートルを超える建築物を規制する条例があり、大型商業施設を誘致する際の長年の課題となっています。 そんな中、9日開かれた、有識者や商業者らで構成された会議で、市は条件付きで最大1万2000平方メートルにまで緩和するただし書きを追加する案を提示するなど、準備を進めています。 難波市長は誘致を考えている具体的な店の名前は差し控えるとした上で「地区の組合は広域的な集客力の高い店を誘致するのではないか」と述べました。 ●静岡市 難波喬司市長: 「中心市街地の商店街とそれ以外のところを上手く全体としての水準を高めていくことが大事だと思う」