ペットボトル騒動芸人、特殊詐欺被害 おかしい部分多々あるも「次問題起こしたら…」不安先行、個人情報伝える
お笑いコンビ・TKOの木下隆行が19日、フジテレビ系「めざまし8」で、特殊詐欺被害にあったことを告白した。 木下は先月23日に自身のスマホに石川県警のソガと名乗る人物から電話がかかってきたという。この人物は木下へ「木下さん、これから出頭してもらえますか」と言い、木下はびっくり。自分の名前もしっていることから動揺してしまったという。 この日は昼から仕事があるため出頭が出来ないというと、その人物はLINE通話を求めてきた。「今思えば、(LINEは)おかしいと思う」というが、過去にペットボトル騒動などを起こしていたことから「問題を次にまた起こしたら怖いぞ…」など不安が襲い、言われるがままLINE通話に切り替えてしまった。 画面に映った人は警察の格好をして警察手帳も見せてきたため、これで信用してしまった。相手は「周りに誰もいないか確認するためにカメラを360度回してください」と言い、それにも応じてしまったという。 すると相手は詐欺事件で逮捕された男が、木下名義のキャッシュカードを持っていたといい、身に覚えはないかと質問。木下はもちろん「ない」と否定すると、相手は「やられましたね」と木下も被害者と認識してくれた様子を見せた。 だがここで終わらず、相手は木下の通帳の残高を教えるように要求。記帳していなかった木下は、多忙を理由にそれを渋ると、相手は「あなたは容疑者にかけられている。えん罪を晴らすために警察も動いている、戦っているんだから」と言われ、通話をつなげたまま木下は銀行に行き、記帳してしまったという。 タダやり取りの途中で、相手が木下が芸能人であることを知った時点で、突然「あなたは無実です」といって、やり取りを終えてしまい、幸い、実際に金銭の被害などはなかった。木下がその後、石川県警に確認したところ、そんな人物はおらず、なりすましの特殊詐欺被害であると告げられた。 ただ、通帳の残高や住所、家族構成などを相手に伝えてしまったことから、不安に思い警察に相談。現在はパトロール警戒区域に入れてもらっているという。 木下は「まさか自分が…っていう思いに勝手になっていた。俺に限って…というのはない。明日は我が身という感じでいた方がいい」としみじみ。番組では専門家にも話を聞き、警察は電話での出頭は要請しないこと、ビデオ通話に誘導することや、個人情報を聞くこともないため、それらのことがあれば疑った方が良いと紹介している。