グラミー賞受賞の世界的サックス奏者デビッド・サンボーンさんが死去 78歳 前立腺がんによる合併症で
米グラミー賞サックス奏者のデビッド・サンボーンさんが12日(日本時間13日)、前立腺がんによる合併症のため亡くなった。自身のSNSがスタッフによって更新され発表された。78歳だった。 インスタグラムには「世界的に有名で、6度のグラミー賞受賞歴を持つサクソフォン奏者、デビッド・サンボーン氏を失ったことを、悲しく、重い気持ちでお伝えします。サンボーン氏は、5月12日(日)午後、前立腺がんとの長期にわたる闘病の末、合併症のため亡くなりました」と記された。 サンボーンさんは2018年から前立腺がんで闘病しながらも「つい最近まで通常のコンサートのスケジュールをこなしてきた。実際、彼はすでに2025年にコンサートを予定していた」ことも明かされた。 1945年7月30日、フロリダ州タンパで生まれ。3歳で小児マヒを患い、リハビリの一環としてサックスを吹き始めたという。75年にメジャーデビュー。83年にはローリング・ストーンズのアルバムにもゲスト参加や、87年公開映画「リーサル・ウェポン」(シリーズ)のサウンドトラックで世界的ギタリストで歌手のエリック・クラプトンと共演するなど活躍。 またアルバム「ストレート・トゥ・ザ・ハート」やボブ・ジェームスとのコラボレーション「ダブル・ビジョン」での賞を含む6つのグラミー賞を受賞した。
報知新聞社