マカオのIRスタジオ・シティにシネコン登場…エリア初のドルビーシネマ導入
マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エンターテインメント社は6月25日午後、同社がマカオ・コタイ地区で運営するIR「スタジオ・シティ」内に新設したシネマコンプレックス(シネコン)施設「スタジオ・シティ・シネマ」のオープニングセレモニーを開催した。 「スタジオ・シティ・シネマ」の各施設及びオープニングセレモニーのその他写真 オープニングセレモニーでは、前月公開され、すでに香港で興行収入1億香港ドル(日本円換算:約20億円)を突破した大ヒット作品『九龍城寨之圍城(英題:Twilight of the Warriors: Walled In)』の上映及び出演者らによる舞台挨拶などが行われた。
スタジオ・シティ・シネマはザハ・ハディド・アーキテクツが設計した独特の外観を持つ同IRの第2期拡張部に入り、規模は9スクリーン、合計770席。このうち、1スクリーンには本格的な没入型体験を楽しめるという「ドルビーシネマ」を香港・マカオ地区で初導入。その他のスクリーンについてもリアルレーザー4Kプロジェクションを含むトップクラスの設備を誇り、3スクリーンについてはドルビーアトモスをサポートしているとのこと。同施設の正式オープン日は6月26日となっている。 メルコリゾーツ&エンターテインメントのシニアバイスプレジデントでスタジオシティのプロパティゼネラルマネジャーを務めるケビン・ベニング氏はオープニングセレモニーの挨拶の中で、同社として世界レベルのエンターテインメント及びプレミアム設備への投資を通じ、(マカオ政府が目標として掲げる)世界的ツーリズム&レジャーデスティネーション実現に向けた吸引力強化の取り組みを行っているとし、スタジオ・シティ・シネマのオープンがマカオにおけるエンターテインメント体験の拡充に貢献するとともに、マカオ経済のダイバーシティ化の支持と推進につながると抱負を語った。