負債は約8000万円 野菜の卸売業者「NFP」に破産手続き開始決定 価格競争で収益が低迷
民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、長野県塩尻市の野菜卸売業者「NFP」が10月22日に長野地裁松本支部から破産手続きの開始決定を受けていたことがわかりました。 同社は2019(令和元)年創業、2020(令和2)年に法人改組されました。農家および卸業者からレタスやサニーレタス、グリーンリーフ、、ロメインなどの葉物野菜を主体にキュウリやトマトなどの農作物全般を仕入れて県外の野菜卸業者に販売していました。 2021(令和3)年11月期の年間売上高は約2億6100万円、2022(令和4)年11月期では約2億5400万円を計上し、当期純利益も計上していました。 しかし、天候などの外的要因に左右されやすい中で同業者との価格競争は激しく、収益が低迷。支払いが先行していたこともあり資金繰りがひっ迫し、先行きの見通しが立たなくなったことから事業の継続を断念し、2024年3月までに営業を停止していました。 負債は約8000万円にのぼると見られています。
長野放送