『フライングハイ』の監督、ジム・エイブラハムズが死去
コメディ映画で活躍した映画監督、脚本家のジム・エイブラハムズが亡くなった。80歳。 ウィスコンシン州生まれ。子供の頃からの友人デビッド&ジェリー・ザッカー兄弟と共同執筆した1977年の『ケンタッキー・フライド・シアター』で映画脚本家デビュー。同じトリオで監督、脚本家を兼任した次の作品『フライングハイ』は大ヒットし、脚本部門で英国アカデミー賞にもノミネートされた。 ダニー・デヴィート、ベット・ミドラーが出演した『殺したい女』(1986)も3人で監督。一方、『ビッグ・ビジネス』(1988)、『ホット・ショット』(1991)などの作品では、ソロで監督を務めた。 一方、シリアスなドラマ『…First Do No Harm』(1997/日本劇場未公開)ではメリル・ストリープを監督。ストリープはこの作品でエミー賞にノミネートされた。 文=猿渡由紀