プジョール氏、公でアラウホの退場咎めたギュンドアンについて…「自分ならばロッカールーム内だけで話し合う」|ラ・リーガ
元バルセロナDFカルレス・プジョール氏が、同クラブMFイルカイ・ギュンドアンがDFロナルド・アラウホの退場となったプレーを公で咎めたことについて、自身の見解を述べた。スペイン『マルカ』がコメントを伝えている。 16日のチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグ、ホームでのPSG戦で、アラウホは28分にペナルティーエリア内に侵入しようとしたバルコラを後ろから倒して一発退場に。数的不利に陥ったバルセロナは40分にデンベレ、54分にヴィトール・フェレイラ、61分と89分にエンバペのゴールを許してしまい、2戦合計4-6で敗退に追いやられている。 その試合直後、チャビ・エルナンデス監督は『モビスタール・プルス』に対して「審判はひど過ぎた。ゲームを分かっていない。彼に直接言ってやったよ」と語るなど、アラウホを退場にさせた主審に憤りを表したが、ギュンドアンは正反対だった。『CBSスポーツ・ゴラッソ』との英語によるインタビューで、アラウホの退場の正当性を説いたのだった。 「この試合はチャンピオンズなんだ。対戦相手に関係なく、チームの選手が1人退場すれば逆転するのは不可能なんだよ。僕たちは失望している。レッドカードが出るまでは、こちらがゲームをコントロールしていた。でも、あれがファウルならばレッドで妥当だ。僕は映像を繰り返し見てはいないし、君たちの方がよく分かっているんじゃないかな」 「意見を言うのは難しいが、決定的な場面でボールを奪うときには、とにかく確実でなければいけない。もし奪えないならば、そのまま行かせるべきだろう。ゴールやGKと1対1の状況を許してしまった方がいい。あれだけ早い段階で、レッドで1人少なくなってしまえば、試合は終わってしまうんだから」 ギュンドアンのこの発言は、ミスを公で認めるものと称賛を集める一方、チーム内で解決すべきことを公に持ち込んで和を乱したという批判も生み、賛否両論となっている。当事者であるアラウホは18日に登場したイベントで、「自分が考えていることについては口を閉ざしておくよ。ロッカールーム内の価値観や規範というものがあり、それらは遵守しなければならないと思う」と、公でチームメートを咎める行為に対して暗に否定的な見解を述べていた。 そしてバルセロナの名キャプテンとして名を馳せたプジョール氏もこの騒動について言及。19日、クラシコを前にしたイベントに出席した同氏は、ギュンドアンの語った内容が、大公ではなくチーム内で話し合うべきこととしている。 「自分が思うことを口にするのは、もちろん各人の自由だ。ただ僕は、そうしたことはロッカールーム内だけで話し合うのに賛成かな」 「別に、彼(ギュンドアン)は悪意を持って意見を言ったわけじゃない。もう、それでいいじゃないか」