【NFL】ジョシュ・アレンのドラフト見送りはブロンコスGM時代の「最大の失敗」とエルウェイ
殿堂入りした元クオーターバック(QB)ジョン・エルウェイはデンバー・ブロンコスで過ごした16年間のNFLキャリアで、大きな腕力と機動力を持つ選手だった。ブロンコスのジェネラルマネジャー(GM)に就任した後、2018年には似たようなスタイルを持つQBジョシュ・アレン(バッファロー・ビルズ)をドラフト指名する機会があったが、そのチャンスを逃した。
先ごろ、『Barstool Sports(バースツール・スポーツ)』のポッドキャスト『Pardon My Take(パードゥン・マイ・テイク)』に出演したエルウェイは、ドラフトでアレンを指名しなかったことはジェネラルマネジャー在任中の最大の過ちだったと明かしている。
『Associated Press(AP通信)』によれば、エルウェイは次のように話したという。
「昨年、彼と(ゴルフで)回ったときに、“私が彼を指名せず、代わりに(ラインバッカー/LB)ブラッドリー・チャブを指名したことに、彼が気づくまでどれくらいかかるだろうか?”と考えていた。2ホール半だったよ。私は彼のことが好きだった。ただ、うまくはまらなかった。彼は私のタイプだったのだ。ジョシュを取らなかったのはGM時代の最大の失敗だったかもしれない」
2012年にブロンコスのフットボール運営責任者に就任したエルウェイはQBペイトン・マニングをデンバーに呼び寄せ、最終的にスーパーボウル優勝に導いた。しかし、その動き以外では、エルウェイはクオーターバックのポジションを解決することができず、その後、ブロンコスはシグナルコーラーを次々と交代させ続けている。
2018年、ブロンコスは“ミネアポリスの奇跡”のシーズンを終えたばかりのベテランQBケイス・キーナムと契約したばかりであり、エルウェイはその2年前にドラフト1巡目指名権を使ってパクストン・リンチを獲得していた。両クオーターバックの存在が、エルウェイがアレンを見送った決断を左右したのだろう。キーナムはブロンコスでわずか1年しかもたなかった。リンチはNFLで通算4試合に先発しただけで、2017年以降は1試合も先発していない。2020年9月以降はNFLを離れている。