DAIWAの大人気シーバスロッド「モアザンブランジーノEX AGS」を全機種投げてみた!それぞれの特徴を徹底解剖!!
94LML– MATCH THE BITE CUSTOM FOCUS –
さて、こちらはアーバンサイドカスタムのロング版である大野さんモデルのマッチザバイトカスタム。前作の94LMLを愛用していた僕としてはかなり気になっていたのですが、表記以上のパワーがあった前作とは別物になっていました。本当に「アーバンサイドカスタムを長くした」という言葉がぴったりのフィネスロッドですね。 キャスト ともかく「優しい」。バットにツッパリが無く、しっかり曲がりこみます。びっくりしたのが、クロスカウンター97Fをヒュっと軽くキャストしたら…自分の想定の遥か彼方に着水したこと。なんでこんなに飛んだんだ!?と困惑しました(笑)。逆に、クロスカウンター125F程度までいくと、十分使えますが、ルアーの重量と空気抵抗がロッドを曲げすぎ、マックス飛距離は出せないといった感じ。小型ルアーを遠投するのに特に特化したモデルだと感じました。 ◆ルアー操作 こちらもアーバンサイドカスタムと同じく、マイルドなロッド故に、小型シンペンの扱いが非常に軽快。楽しくて仕方ないロッドです。ミニエント57Sをジャークした場合は87LML同様、多少レスポンスが遅れるのは感じます。 ◆オススメシチュエーション 足場が高い港湾や河川でのフィネスゲーム。バチ抜けは間違いなくコレだと思います。他にも120㎜クラスまでのミノーしか使わないのであれば、夏まではコレ1本でもありかなと思います。あとね…コレ、柔らかくて、小型ルアーの飛距離が稼げて、シャッキリとフッキングは決めれる感じ…絶対富山のホタルイカパターンで激ハマりします。断言します(キリっ)。 ◆岡本的に使いたいドンピシャルアー ヒソカ120FSSR、スイッチヒッター65S、クロスカウンター97F、レイジーBBホタルイカTUNE(DAIWA)、セイラミノー90S(ジャッカル様)…完全にホタルイカだな…(笑)。
94ML- MATCH THE BITE CUSTOM 94 –
大野さんモデルのスタンダード番手。みんなが97ML/Mや93L/M-Sと悩むところ(笑)。その中でも94MLは、ショートバットにパリっとしたティップで、ダイレクト感が楽しい操作系ロッドですね。パワーはMLとMの間ぐらいな気がしますが、軽さでその強さを感じない、不思議なロッドでした。 ◆キャスト MLとありますが、以外とハリがあるロッドなので、しっかり曲げればしっかり飛びます。一方、LML系に比べるとティップの入りが無いので、軽量ルアーを軽く投げるにはかなりツッパリます。想像以上に固いです(笑)。最初に曲がりだすのはティップから30㎝程度のポイント。そこからバットにかけてを曲げることで飛距離を出せますし、固い竿を曲げこんだ後のキャストは気持ちいいですよ!25g前後をしっかり振りぬくのが気持ちいい! ◆ルアー操作 ミニエントやグルービンのジャークが超気持ちいい。特に、流れに押される中、ルアーをジャークさせて操作する時に、流れに負けないティップがしっかりルアーを持ち上げ、更に軽いブランクス+ショートグリップで軽快にスナップだけでしゃくれる…これまた超楽しい(笑)。一方で、ショートグリップ故に流れが強いと、手首に力が無い方は少し疲れやすいかも。 ◆オススメシチュエーション 河川や干潟での通常のシーバス等々…硬めのMLと言う番手だけに、なんでもできます!が…特にオススメなのが巻くだけじゃないバイブ、ミノーの釣りですね!20gクラスのバイブなんかも、しっかり動かしたい方にはこれぐらいティップが張っている方が良いはず! ◆岡本的に使いたいドンピシャルアー ミニエント70S、リアルスティール18g、グルービン65S/70HS、Sラッシュ95S【廃盤】(DAIWA)